SMSはデータ通信を使う?MMS・iMessage・RCS・WhatsAppを解説
通常のSMSはデータ通信を使いません。携帯電話の電波があれば送受信でき、通信事業者からSMSとして課金されます。それ以外はすべてデータ通信を使います。写真を送るMMS、iMessage(青い吹き出し)、RCSチャット、WhatsAppなどのアプリには、モバイルデータ通信またはWi-Fiが必要です。文字だけのメッセージなら数キロバイトと少量ですが、データ通信をオフにすると送受信できません。

この違いが特に重要になるのは、データ容量を使い切ったときや海外にいるときです。以下では、種類別の比較、データ通信がオフでも使える機能、RCSやiMessageからSMSへの切り替えを解説します。さらに、普段使っているSIMと旅行用eSIMを組み合わせ、電話番号を維持しながら想定外の請求を防ぐ設定も紹介します。

データ通信を使うのは?SMS・MMS・iMessage・RCS・アプリの違い
| メッセージの種類 | モバイルデータ通信を使う? | データ通信がオフでも使える? | 料金・容量の扱い | iPhoneでの表示 |
|---|---|---|---|---|
| SMS(文字のみ) | 使いません | 携帯電話の電波があれば使えます | 通信事業者のSMS送信枠、または1通ごとの料金 | 緑の吹き出し |
| MMS(写真・グループメッセージ・長文) | 使います | 通常は使えません | 通信事業者のMMS料金に加え、多くのプランではデータ通信分も必要です | 緑の吹き出し |
| iMessage | 使います(またはWi-Fi) | Wi-Fi接続時のみ使えます | データプラン | 青い吹き出し |
| RCSチャット | 使います(またはWi-Fi) | Wi-Fi接続時のみ使えます。SMS/MMSに切り替わることもあります | データプラン | 緑の吹き出し |
| WhatsApp、Messenger、Telegram、Zalo、LINE | 使います(またはWi-Fi) | Wi-Fi接続時のみ使えます | データプラン | 各アプリ内 |
Appleは、iMessage・RCS・MMSとしてメッセージを送信するにはモバイルデータ通信またはWi-Fi接続が必要で、SMSを送信するには携帯電話のネットワーク接続が必要だと明確に説明しています。また、Wi-Fi通話をオンにしている場合は、Wi-Fi経由でもSMSを送信できるとしています。
SMS:データ通信は不要ですが、制限があります
SMSは最大160文字、絵文字やラテン文字以外の文字を含む場合は70文字まで送れます。長文は複数に分割され、数通分の料金がかかることがあります。SMSはデータ容量を消費しないため、データ通信をオフにしていても銀行や航空会社からのワンタイムコードを受信できます。
MMS:写真付きメッセージにはデータ通信が必要です
MMSでは写真、短い動画、グループメッセージ、長文を送れます。通信事業者のデータ回線を使うため、多くのスマートフォンではモバイルデータ通信をオフにすると送受信できません。サイズの上限は通信事業者ごとに異なり、一般的には300KB程度から1MB強です。そのため、MMSで送る写真は大幅に圧縮された画質になります。
iMessage:常にデータ通信を使いますが、文字だけなら少量です
iMessageはApple製デバイス間で使うAppleのサービスで、Wi-Fiまたはモバイルデータ通信を利用します。文字だけなら数KBですが、写真や動画ではデータ通信量が増えます。種類ごとの通信量は、iMessageのデータ通信量のガイドで紹介しています。
RCS:緑の吹き出しで使う新しいメッセージ方式
RCSは通信事業者が対応を進めるSMSの後継方式で、入力中の表示、既読通知、より高画質な写真の送信に対応しています。iPhoneではiOS 18と対応する通信事業者が必要です(「設定」>「アプリ」(Apps)>「メッセージ」(Messages)>「RCSメッセージ」(RCS Messaging))。AppleとGoogleはいずれも、RCSがWi-Fiまたはモバイルデータ通信を使うと説明しています。Googleは、モバイルデータ通信を使う場合の料金は契約中のデータプランに基づくと補足しています。データ通信が利用できない場合、Google MessagesはSMSまたはMMSとして再送信できます。
WhatsAppなどのチャットアプリ
アプリのメッセージは、常にデータ通信またはWi-Fiを使います。日本で代表的なのはLINEです。チャットアプリのデータ通信量の多くはメディアによるもので、特に自動ダウンロードされる写真や動画が容量を使います。WhatsAppでは、モバイルデータ通信時、Wi-Fi接続時、ローミング時に何を自動ダウンロードするかを選べます(「設定」>「ストレージとデータ」(Storage and data))。メディアのダウンロードをWi-Fi接続時だけにすると、最も大きな節約につながります。

メッセージのデータ通信量はどれくらい?
| メッセージ | 一般的なデータ通信量 |
|---|---|
| SMS | データプランの容量は消費しません |
| 文字のみのiMessage・RCS・WhatsAppメッセージ | 約1〜5KB |
| MMSの写真 | 約0.3〜1MB(通信事業者の上限によります) |
| チャットアプリの写真(圧縮済み) | 約0.1〜0.3MB |
| iMessageの写真(標準画質) | 約1〜3MB |
| 1分間の音声メッセージ | 約0.1〜1MB(アプリによります) |
これらは一般的な目安であり、公式の数値ではありません。実際には、1日中活発にメッセージをやり取りし、写真も少し送る程度なら、数十MBに収まります。Zyesimsの旅行用データ容量計算ツールでは、メッセージと写真を合わせた平均を1件あたり約0.3MBとして計算しています。メッセージ中心の旅行でも、地図、SNS、動画に比べてどれほど少ない容量で済むかを大まかに確認できます。
旅行に必要なデータは? 有効期間とデータ容量でeSIMパッケージを比較しましょう。
eSIMパッケージを表示データ容量を使い切っても使えるもの
- SMS:電波があれば使えます。iPhoneでは、「SMSで送信」(Send as Text Message)をオンにしておきます(「設定」>「アプリ」>「メッセージ」)。これにより、配信できない青いメッセージがSMSとして送信されます。
- SMSでのコードや通知の受信:利用できます。
- iMessage・RCS・WhatsApp:Wi-Fi接続時のみ利用できます。
- 写真付きメッセージ(MMS):通常は使えません。多くの通信事業者ではMMSにモバイルデータ通信が必要です。
掲示板などで見かける「データ容量を使い切ったらメッセージを送れなくなったのはなぜ?」という疑問は、ほとんどの場合、SMSではなくiMessage・RCS・MMSとして送信していることが原因です。
旅行用eSIMで海外からメッセージを送る方法
デュアルSIMなら、電話番号を維持したまま、すべてのデータ通信をより安いeSIMに切り替えられます。メッセージの種類ごとの動作は次のとおりです。
| メッセージの種類 | 海外で旅行用eSIMをデータ回線に設定し、普段使っているSIMもオンにした場合 |
|---|---|
| iMessage・RCS・WhatsApp | eSIMのデータ通信で通常どおり使えます。Appleによると、FaceTimeとiMessageは普段の電話番号で引き続き利用できます。 |
| SMSの受信 | 普段の電話番号で受信します。海外でも無料または低料金の場合が多いですが、通信事業者によります |
| SMSの送信 | 普段の電話番号から送信され、通信事業者のローミング時のSMS料金がかかります |
| MMS | 普段使っている回線のデータ通信を使うため、その回線の「データローミング」をオフにすると送受信できないことがあります |
設定チェックリスト
- 旅行用eSIMをモバイルデータ通信の回線に設定します。
- 銀行や航空会社のコードを受け取る必要がある場合は、普段使っているSIMを通話とメッセージ用にオンにしておきます。
- 普段使っているSIMの「データローミング」をオフにします。Appleは、両方の回線がオンの場合、普段使っている回線でローミング料金が発生する可能性があると注意しています。
- eSIM回線の「データローミング」をオンにします。ほとんどの旅行用eSIMで必要な設定です。
- 海外からSMSを送る際の通信事業者の料金を確認し、会話にはなるべくiMessage・RCS・WhatsAppを使います。
デュアルSIMの仕組みのガイドではiPhoneとAndroidの設定手順を、データローミングの解説ではローミングのスイッチについて紹介しています。

メッセージ中心なら、データ容量はどれくらい必要?
メッセージだけならデータ容量はほとんど減りません。利用が少なめの旅行者では、地図や時々見るSNSが1日の通信量の大半を占めます。計算ツールのライト利用設定(20%の余裕を含めて1日約0.4GB)で、ヨーロッパに1週間滞在する場合の目安と、2026年10月1日時点のZyesimsの料金を紹介します。
| スマートフォンの使い方 | 7日間のデータ容量 | 適したプラン | 料金 |
|---|---|---|---|
| メッセージ・地図・少しのウェブ閲覧 | 約3GB | Europe (33 areas) 3GB、30日間 | $3.99(米ドル) |
| 上記に加え、写真の共有と少しのSNS利用 | 約4〜5GB | Europe (33 areas) 5GB、30日間 | $5.49 |
ご自身の目安を確認するには、スペイン・7日間の設定で計算ツールを使うか、目的地を変更してください。ヨーロッパ向けeSIMプランもご覧いただけます。
連絡手段の確保にZyesimsを選ぶ理由
メッセージ用に普段の電話番号を維持し、データ通信は料金が明確な旅行用eSIMに任せられます。上のヨーロッパの表のとおり、メッセージ中心の1週間なら3GBプランに収まります。Zyesimsのプランは支払い前にデータ容量と有効期間を確認でき、1ドル未満から利用できます。
よくある質問
メッセージの送受信にデータ通信は必要ですか?
通常のSMSはデータプランの容量を使いません。携帯電話の電波があれば送受信でき、通信事業者からSMSとして課金されます。写真付きのMMS、iMessage、RCSチャット、WhatsAppなどのアプリは、いずれもモバイルデータ通信またはWi-Fiを使います。ただし、文字だけのメッセージなら数キロバイト程度です。
モバイルデータ通信をオフにしてもメッセージを送れますか?
携帯電話の電波があれば、モバイルデータ通信がオフでもSMSを送受信できます。iMessage・RCS・WhatsAppのメッセージは、データ通信またはWi-Fiがないと届きません。MMSも通常はモバイルデータ通信をオンにする必要があります。iPhoneでは「SMSで送信」をオンにしておくと、送信に失敗したiMessageをSMSとして送れます。
メッセージの受信にもデータ通信が必要ですか?
SMSには不要です。データ通信がオフでも、携帯電話のネットワーク経由で受信できます。写真付きメッセージ(MMS)、iMessage、RCS、アプリのメッセージを受信するには、データ通信またはWi-Fi接続が必要です。
RCSメッセージはデータ通信を使いますか?
はい。RCSチャットはWi-Fiまたはモバイルデータ通信を使います。Googleは、モバイルデータ通信時の料金はデータプランに基づくと説明しています。データ通信が利用できない場合、Google MessagesはSMSまたはMMSとして再送信できます。iPhoneでRCSを使うには、iOS 18と対応する通信事業者が必要です。
旅行用eSIMを使っていても、海外でのメッセージ送信に料金がかかりますか?
iMessage・RCS・WhatsAppなど、データ通信を使うメッセージは旅行用eSIMのデータ容量を消費します。海外で普段の電話番号から送るSMSには、普段契約している通信事業者のローミング料金がかかるため、出発前に確認してください。海外でのSMS受信は無料または低料金の場合が多いですが、こちらも通信事業者によります。
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